今年もこの季節が来ましたね。暖冬と言われる今年の冬ですが、来週はグッと気温が下がると天気予報が出ています。やはり大寒、寒くなります。

大寒のたまごとは

今年の大寒は1月21日です。一年で一番寒いとされている日ですよね。その大寒の日に産卵された卵を食べると健康運と金運がアップすると言われているんです。その昔、卵はとても貴重なものでした。にわとりが養鶏という形で飼育されていなかったずっと昔、は冬になると寒さのためににわとりは卵を産まなくなっていました。そんな貴重な卵を食べれることのできた人はとても裕福な人。そんなエピソードから大寒の日に生まれた卵を食べると金運がアップすると言われるようになったようです。また寒さの中で栄養を蓄えて蓄えて産まれてくる卵は、滋養が豊富であると考えられ、食べると1年間健康に暮らせると言われています。

どうして冬に産まなかったのか

これは「餌」だと思います。栄養が足りないために産卵することができなかったためと考えます。たまごにはとても良質なタンパク質が含まれています。その基となるタンパク量が全く足りていなければ産卵できません。栄養がないところから栄養のあるものは作れないのです。現代の餌は鶏が安定して毎日産卵できるようにタンパク量が設計されてバランスのとれたものになっています。トウモロコシが主原料です。昔なら大豆や野菜くずなどだったかもしれませんが、人が食べていくにも精いっぱいだった時代にニワトリにお腹いっぱいに食べさせることは難しかったと言えます。もう一つ大切なのは点灯管理。冬になると日が短くなりますね。夏は5時くらいから明るくなって日の入りは7時くらい。冬は朝7時でもまだ暗く、日の入りは早く5時過ぎたら真っ暗です。もし餌があったとしても探すことができませんね。電気のない時代だからね。。餌を食べる時間が短いと摂取量が必然的に少なくなります。ニワトリは1日に110g食べるのが理想です。人の110gはたいしたことありませんが、鶏の110gは何回にも分けて食べなければいけません。そうなってくると4時間の差は大きな差です。今は点灯が管理されて夏も冬も同じ時間に電気が点いて、夜は8時には消灯。といったようににわとりの飼い方も研究されています。

そんな環境で生まれてくる卵って本当に奇跡だなぁと改めて思います。ありがたかったろうし、1個をみんなで分けて食べるようなそんな時代だったんだろうと思います。そんな想いを感じつつ、大寒のたまご今年も食べよう

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ヒロミ

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代表取締役(有)菅藤養鶏場
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