昨日のブログでたまごは1日2個食べても大丈夫!!コレステロールは関係ないよ!ていう記事を書きました。しかし、コレステロールって一体なんなの?悪者?良いもの?「卵を食べれば全部よくなる 佐藤智春著」でお勉強してみました。作者は血液栄養診断士として血液データから栄養や健康の状態を把握し、食生活の指導をされている方です。その方が進められているのがたまごまさにスーパーフードなんです。
コレステロールは体に必要な物質
以下、本より抜粋させていただきます。
”コレステロールとは体内で合成される脂質で、私たちの体内にある60兆の細胞の膜や脳の情報伝達物質、性ホルモンや副腎皮質ホルモンなどの材料となる、大変重要な物質なのです。細胞や脳の機能保持をはじめ、生体をスムーズに機能させるためには、なくてはならないのです。また血中コレステロールは、LDLコレステロール(低密度リボタンパク質)とHDLコレステロール(高密度リボタンパク質)とに分類されます。一般的にLDLが悪玉、HDLが善玉と呼ばれていますが、どちらもなくてはならないもので、多すぎなければ危険な物質ではありません。ただLDLが酸化すると血管内膜に付着するプラークとなり、動脈硬化の危険が出ることから「悪玉」扱いされているものだと思います。確かにコレステロールと動脈硬化は無関係ではありません。多すぎたり、LDLコレステロールが酸化すると、リスクは出てきます。しかし人間は草食動物ではないので、コレステロールを摂取しても、健康であればコレステロール量は常に一定に保たれる生体恒常性(ホメオスタシス)でコントロールされています。とればとるほど増えるものではなく、一定の値まで行ったら、それ以上は上がりません。これは私が長年、血液データを観察している経験から気づいていたことです。コレステロールは食べ物で摂取する分は、血中コレステロールの3分の1にしかならず、そのほかは体内の物質から肝臓で再合成されているので、極端にコレステロール値が高い人は別に要因があることが多いのです。仮にコレステロールが高くても、動脈硬化を起こすのはLDLが酸化した場合で、それはビタミンA、C,E,やCOQ10などの摂取で、防御することができます”
長々と書きましたが、コレステロールは体にとっても必要なものなんですね~。卵はコレステロールが高いという誤った事実とコレステロールは悪者、という誤解が重なってたまごが近年まで悪者になっていたんですね。明日もコレステロールと卵について触れてみたいと思います。
ヒロミ
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