「大人の週末」という月刊誌でたまごの時代がが来た!!という特集が組まれるくらい今年はたまごの話題が多いです。しかもこれまでコレステロールを上げると悪者にされてきた卵が、新しい研究結果によって見直され、「コレステロール値と卵は関係ない、むしろ低いのは問題だ食べるべき」という私たち卵関係者にとってうれしい話題が続いています。

糖尿病であっても卵は悪影響はない

オーストラリアのシドニー大学を中心とした研究グループがアメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション誌で2015年2月11日に報告しました。

研究グループは糖尿病の前段階にある、または2型糖尿病で、過体重もしくは肥満の140人を対象として、2つのグループにランダムに分けて影響を検証している。一方のグループは、1日2個の卵を6日間食べてもらう。もう一方のグループは卵を週に2個未満だけに制限する。
血液検査での善玉のHDLコレステロールのほか、脂質にどう影響するかを調べた。

差はなし

その結果、試験開始から3カ月時点のHDLコレステロールは差がなかった。総コレステロール、悪玉のLDLコレステロール、トリグリセリド、血糖値についても同様だった。
両群のタンパク質摂取量は同程度だったが、卵を多く食べたグループの方が食後の満足感が大きかった。

糖質制限や炭水化物制限がある糖尿病の方の食事に、たまごを食べることで食後の満足感があるということでそういった方の食事に貢献できるようになるということはとても素晴らしいです。
このことが広く知られるようになり、たくさんの糖尿病患者さんに卵が食べてもらえるようになるといいなと思います。

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ヒロミ

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