今年の春は日照不足と言われていますが、ここ数日は春らしくいいお天気が続きますね(^^♪そしてお昼は暑いなぁと感じるほどですね。先日、「卵って常温で生で食べれるのは何日ですか?」とお問い合わせがありました。そうですね、冬は冷蔵庫に入れなくても廊下や暖房をしていないお部屋は冷蔵庫より寒かったですよね(笑)でもふと気づくと気温が20℃、あれ?大丈夫かな(・_・;)と気になられたんだと思います。フェイスブックで回答しましたが、もう少し詳しくお話しさせてもらいますね

卵の賞味期限とは?

簡単に言えば「生で食べられる期限」です。その「生で食べられる」とはどういうことかと言いますと、「万が一、卵にサルモネラ菌が存在していても生食出来る期間」のことです。
卵黄を覆っている卵黄膜は保存温度や保存期間といていの関係で弱化する性質があり、一定レベルまで弱化が進むと卵黄の成分(鉄、脂質など)が卵白に移動してしまいます。するとサルモネラ菌が増殖しやすい状態になり、サルモネラ菌が存在した場合は急激に増殖します。卵黄膜が弱化してから、サルモネラ菌が急激に増殖し始める期間は保存温度と一定の関係があり、その期間は「ハンフリーの計算式」で求めることができます。

D=86.939-4.109T+0.048T²
D:菌の急激な増加が起こるまでの日数 T:保存温度

えーーーっと計算めんどくさいですね(笑)これをエクセルで計算式を入れてあるものが手元にあるので気温を20℃、輸送温度も20℃で当てはめてみたところ、賞味期限は27日間となりました。購入される卵にはそんな長い賞味期限になっていないですよね、これは農林水産省で定められた賞味期限があり「産卵日より21日間までを賞味期限とする」ということがあります。なのでお部屋の涼しいところに置いてあるものであれば大丈夫なんです。でもお昼に室温が20度を超えたりするようであれば、冷蔵庫で保管されるほうが安心です。

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ヒロミ

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代表取締役(有)菅藤養鶏場
菅藤裕美(すがとうひろみ)です(有)菅藤養鶏場で生産管理、配達などしております。
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