夏なので暑いのは当然です。と正論を言ってみました。河内です。直射日光ではないのでなんとかやれてるんだなと思います。 しかし鶏舎の中は暑いです。。。換気設備が古い鶏舎は暑いのです。タイトルの通り、にわとりも熱中症になります。(うちでは重大な被害はまだ発生してません)

にわとりはどうやって体温調節するかご存知ですか?

人間は汗をかくことで体温を調節しますが、にわとりには汗腺がないため温度調節は羽を広げることで風をいれて体温を下げるか、開口呼吸をすることで体温を下げることになります。 そうやっても体温が下がらない場合、人間同様熱中症で死んでしまうのです・・・・
開口呼吸になると、鶏の肺から膨大な二酸化炭素ガスを消失させます。二酸化炭素が 低くなると血液中のpH(ペーハー)が上昇しアルカリ性に傾き、それにともない血液中の イオン化したカルシウムが減少します。イオン化したカルシウムとは、卵殻を形成する卵殻腺に供給されるカルシウム源です。 飼料中のカルシウム量を増加してもこの問題を解決することにはなりません。卵殻が薄 くなる一因は、飼料摂取量が低下するにしたがってカルシウム摂取量が低下することに加 え、開口呼吸による血中pH の上昇による影響があるからです。(ゲンコーポレーション 夏場の飼養管理より)

夏に殻が柔らかくなる原因は、開口呼吸のせいなんです。

こんなに暑い夏を想定していなかった昔の鶏舎

夏場対策。うちはとっても古い鶏舎で、こんなに暑くなる予想で建てられていません。新しい鶏舎になると、スプリンクラーがついていて暑くなると鶏に水をかける装置があります。その他いろんな歓喜の方法があって、効率的に舎内の温度を下げる仕組みがある鶏舎があるんです。後付けも可能なんですがね。。構造上の問題とかあるんですねこれが。なのでうちは大きい扇風機をたくさんつけて風を送ることで、にわとりがすこしでも涼しくなってもらうようにしています。時代と環境の変化に応じて建物を更新する必要があるなぁと最近痛切に感じております。人間が昔の家が不便だと感じるように、にわとりも住みにくくなってくるのかもしれないです。そして私たちもいろんなことにつまづいている。。。クリアしてますがね。けどこれからのことを考えたら新しい鶏舎は必要かなと思います。うん。へんなまとめになっちゃったー

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ヒロミ

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代表取締役(有)菅藤養鶏場
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