にわとりさんは赤色がよく見えます

何色よりも赤色がよく見えるようです。にわとりを放し飼いにすると、強い鶏、弱い鶏が出てきます。弱い鶏は強い鶏にいじめられて餌を食べるのを邪魔されたりします。強い、弱い、どこで鶏たちは判断していると思いますか？体の大きさ？実はとさかの大きさなんです。
とさかの大きな鶏ほど強く、小さい鶏は弱い存在になります。ここで、テレビの実験をご紹介します。いつもいじめられているとさかの小さい鶏に、ニセモノの大きなとさかをかぶせて同じ場所に返してやりました。
すると、さっきまでいじめていた鶏は、その大きなとさかを見ていじめなくなりました。にわとりはとさかが大きく目立つほど強いようです。

私はボス！？

じゃあ全身真っ赤なつなぎを着た私は相当強い存在に！？鶏はびっくりしてざわざわするでしょうか？？？
それがしないのです。多分ものすごく見えてるはずです。赤いつなぎで作業していると同業の方が知った時「びっくりして産卵率が落ちない？」と聞かれたことがありました。いえまったく、赤いツナギの私が鶏舎に入って鶏がびっくりしてざわつくことはありません。多分慣れてるんです(笑)うちに来た時から私は赤いツナギを着ているからだと思います。最近は着なくなりましたが、私は餌をやるし毎日鶏を見ているのでびっくりすることはありません。

血もよく見えるようです

最近はそういった癖の鶏は見かけませんが、ちょっとキツイ話ですが・・・
卵を産むと、肛門が収縮します。そのときに、切れて血が付くことがあります。当然、赤いのでよく見えます。人間なら切れて怪我してるんだな、という認識ですが、にわとりは興味の対象でしかありません。何だろうと突っつくとさらに血が出ます。そうしているうちにどんどんつついてしまって、しまいには腸をひっぱって殺してしまう。。。ということが昔のにわとりには見られました。最近は見なくなりましたね。

そんなわけで、赤色がよく見えるよというお話でした(*^_^*)