先日、保健所の定期モニタリングをお昼寝してて忘れてたヒロミです。。すみませんでした。その時のフェイスブックの投稿で、お友達の宮崎光子さんが「どうやってやるのか興味津々」とコメントをくださったので、採血のこと書きます

何のために採血するのか

鶏の病気も人間と同じく血液でわかります。例えば、産卵が低下している原因はなにか病気が流行っているんじゃないか?(この場合の病気というのは人間でいうところの風邪みたいなものです)ウイルスが卵巣に入ると産卵しなくなったりするので厄介な風邪。そういうのは見た目ではわかりません。なので血液を調べます。

手羽からとります

採血

羽を広げたところです。こっこちゃん、ちょっとマジックで血管を書かせてね。写真ではわかりにくいので、赤マジックで血管の位置を書きました。このYになったところのふたまたになったところを注射針で狙って刺して採血します。マジックで血管をなぞったので、写真では血管が表面に浮き出ているように見えますが実際はすこし下、骨の下をくぐって血管に針を刺す形になります。浅すぎても血管にあたらないし、深すぎると骨に当たります。うまく血管に刺せると血液が注射器の中にサッと入ってきます。感覚をつかむまで何度も失敗しました。。。こっこたちごめんね。

ヒヨコの採血

農場に来るまでにこっこはヒヨコ農場でワクチンを接種してもらいます。伝染病から守ってもらったり、サルモネラワクチン、農場ごとに根付いている風邪を予防するためにワクチンを接種してもらいます。ヒヨコの採決はワクチンの効果があらわれているかを知るために行います。ヒヨコは羽から血液を採りません。というかとれません。血管がわかりにくすぎてとることができないのです。どこからとるかというと、心臓からとります。心臓採血といいます。心臓から採血するので採血されたヒヨコは死亡します。かわいそう、、、と思うかもしれません。でもこれは必要なことです。ワクチンの効果が出ていないヒナを農場としては受け取るわけにいかないからです。尊い命を犠牲にしてもらってうちにやってきます。

たくさんの人が携わり、養鶏という仕事が成り立っています。それぞれドラマがあります。

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ヒロミ

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代表取締役(有)菅藤養鶏場
菅藤裕美(すがとうひろみ)です(有)菅藤養鶏場で生産管理、配達などしております。
獄一門のオメっ子ガウラーです☆
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