ついにこの日が来ました。業界用語では【廃鶏出荷】と言います。卵を産まなくなったにわとりさんが出荷される日です。

全く産まないわけではない

産卵がゼロになったわけではなく、ピークを過ぎ産卵率が下がったので新しい鶏と入れ替えます。このニワトリさんは肉になります。約2年間うちでがんばってくれてありがとう。廃鶏ていう言葉は好きじゃないです。なんかいい呼び方ないかなっていつも思います。
と、フェイスブックで書いたら、兵庫県で肉牛を飼養されている田中さんがこんなふうに呼んでいるよ、と教えてくださいました。母牛もその時が来たら「廃用牛」と呼ばれるそうです。しかし、私と同様ずっと頑張ってくれた牛に「廃」とつけるのはしのびないと「敬産牛」と名前を付けたそうです。素晴らしいですね(^^)vうちでも「敬産鶏」と呼ぶことにします。この呼び方が、業界全体に広がっていくようにしたいな

廃鶏出荷後

がらーんとした鶏舎。最後の卵を産んで、旅立って行きました。

養鶏のいいところは、余すことなく使えることです。卵を食べ、必要なら肉を食べ、糞は肥料として使えます。食料のない国で養鶏をしたら、卵と肉を食べれるし、仕事もあるし、いいのになぁっていつも思います。糞で畑を耕して野菜も作れるし。

鶏が旅立った後は?

がらーんとしたゲージを掃除して、次の鶏を迎える準備をします。近くに寄って写真撮ってないので、どれだけ汚れているかわからないですね。けっこうゲージに糞が引っ掛かったりして汚れています。壊れてるところもあります。キレイにして、消毒をして次のひなを迎えるんです。

さあ!がんばろう(^^)v

 

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ヒロミ

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代表取締役(有)菅藤養鶏場
菅藤裕美(すがとうひろみ)です(有)菅藤養鶏場で生産管理、配達などしております。
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