世界のたまごライフも応援したいです
ふみちゃん家のたまご コッコこと菅藤裕美(すがとうひろみ)です

突然ですが日本人が年間何個の卵を食べているか
ご存知ですか?

先日参加した「国際たまごシンポジウム」では世界の卵事情についても
プレゼンテーションがありました

世界第2位の卵消費国

2017年のデータによりますと、日本では一人当たり年間333個の
卵を食べています。
これはメキシコについで世界第2位。
日本人は卵好きの国民、と言える結果です。
そして生卵を食べる文化のある国。
卵の安全面、衛生面に関してもとても優れた国ともいえます。

日本以外の国の消費量はどんな感じだと思いますか?
世界の生産量を見ていきましょう
第1位 中国
第2位 USA
第3位 インド
第4位 メキシコ
第5位 日本

となっています。
中国やインドは人口に対してまだまだ卵が足りてない状況のようで、
生産量は多くても、一人あたりの年間消費量は少ないようです。

過去20年間とられたデータの中でとても気になる結果があります
カナダからプレゼンに来られたヴィンセント先生のお話をシェア
したいと思います。

アフリカの卵事情

以前、私は「いきたがリーノ」というテレビ番組に出演させていただき
ました。その時におもてなしをする外国の女の子の中にウガンダ共和国
出身の子がいると聞いたので、卵はどうなっているのかな?
と思い調べてみたことがあります。
調べてもほとんど何も出てこず、「養鶏場はあるよ」程度でした。
どのくらい食べているんだろう?と、気になっていました

ヴィンセント先生によると、
アフリカでは過去20年間にわたって年間平均消費量は40~44個
国別にみると、南アフリカ150個 モザンビークは4個
4個・・・!!!
もしかしたら全く食べれずに1年を過ごす人もいるのではないでしょうか

アフリカの人は卵が嫌いなの??
いえ、そうではないのです。

養鶏技術の伝達が必要

アフリカでは日本のように大型の養鶏場がない、ということでした
100羽くらいの小さな養鶏場が多いそうです。

その100羽くらいの養鶏場で、
卵から孵化したヒヨコが成鶏になるまでに20~25%が死亡
この数字は日本の育雛からすればかなり高い数字です。
日本は成鶏になるまでに0.5%の死亡しかないのです。

死亡率の主な原因は、
ワクチン接種が不十分、餌、飼い方、栄養面です。
技術向上の必要性があるとお話しされていました。

例えば100羽ヒヨコになって80羽残ったとします
その鶏に十分な栄養がなければ毎日卵は産んでくれません。
80羽のうち60羽しか産卵していなかったとしたら、
餌だけ食べて卵を産まない状況になりますね。。。
餌代だけかかって収入がない状態。
「養鶏は儲からない」と、若い世代は町へ出ていくことで
農家の数も少なくなっているということでした
慢性的に卵が足りてない状況になっています

スーパーでは「卵が入荷してたらラッキー☆」という感じなのだ
そうです。
ないのが普通、、、なんだとか

卵が食べれないことで起こること

ここまではアフリカの養鶏のことを書いてみました
ちょっと長くなったので、続きはまた書きます
「卵が食べれないことで起こっていること」
そう、アフリカではこちらがとても問題なんです。。。

 

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ヒロミ

ヒロミ

代表取締役(有)菅藤養鶏場
菅藤裕美(すがとうひろみ)です(有)菅藤養鶏場で生産管理、配達などしております。
獄一門のオメっ子ガウラーです☆
バックドロップシンデレラ・ビレッジマンズストアも好き
ゴールデンカムイは尾形推し
猫と海外ドラマ大好きで構成されています。
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